高田派の仏具には霊獣が装飾されています燭台(ローソク)には霊亀と鳳凰。
香炉(線香)には麒麟。
花瓶(花)には龍。
これら四つの瑞獣は、神話や伝説でこの世の動物達の長だと考えられています。
霊獣で装飾されているのが高田派の仏具の特徴でもあります。
また、お寺の本堂の荘厳にも、至る所にこれらの霊獣がいます。
高田派のお寺では、龍の欄間や龍の前卓などがよくあります。
写真の龍は拙寺の御本尊前卓です。
また法要で前卓に掛ける打敷にも、龍や鳳凰がよく見られます。
霊獣を仏具などに装飾しているのは、仏法讃嘆と正法護持のお心をあらわしています。