大成丸のお参りにくる人を見ていると

大成丸慰霊碑
大成丸は、太平洋戦争の終戦の年(1945年)に当町沖にて沈没した輸送船です。
600名以上の方が海でお亡くなりになられました。
今年も、4月頃に札幌からお参りに来られたご遺族がいました。
戦後78年も経てば、来られるご遺族は、子どもさんでも高齢になられています。
近年は、お参りに来る方は年に数組ですが、誰も来ない年というのはありません。
お寺まで来ることはできず、遠方から供物やお気持ちを寄せられる方もいます。
大成丸のお参りに来る人たちを見ていると、供養とは本来「何回忌が終わったからもういいか」というものではないと感じます。
わたしのいのちが続く限り、親のお参りをせずにはいれないというお気持ちが表れています。
参考→大成丸について